カルチャーツアー

 

東フィンランド・北カレリア地方にあるピエリネン湖の文化的環境は、100年以上にわたってフィンランドの芸術家たちを魅了してきました。1890年代はこのカレリア二ズムの黄金時代であり、多くの画家、作家、詩人、写真家、作曲家が、芸術制作の中でカレリアや国民叙事詩「カレワラ」にフィンランド文化のルーツやインスピレーションを求めました。ジャン・シベリウスは1892年に新婚旅行でリエクサを訪れ、1902年に画家のエーロ・ヤルネフェルト(Eero Järnefelt)とコリを訪れた際にもピエリネン湖を再訪しています。シベリウスは、彼の体験を日記にこう記しています。「コリにて。わが人生最大の経験の一つだ―」コリには、シベリウスやヤルネフェルトのほかにも写真家I. K. インハ、画家ペッカ・ハロネン、ヴェンヌ・ソルダン=ブロフェルト、作家ユハニ・アホらが訪れており、アホの作品「パヌ(Panu)」は、コリの影響を受けて誕生しています。リエクサが接するピエリネン湖畔には、「カレワラ」の編纂者、エリアス・リョンロットらが何度も訪れています。

 

チェリストのユッシ・マッコネン、ピアニストのナジグ・アゼジアンは、フィンランド国内や外国の旅行者の皆様が、ジャン・シベリウスたちがピエリネン湖を訪れた時と同じ雰囲気とインスピレーションを感じ、体験していただける、カルチャーツアーパッケージを手掛けました。

 

2015年、マッコネンとアゼジアンは「シベリウスの足跡をたどるピエリネン湖」と題したカルチャーツアーのホストを務め、フィンランド、アメリカ、日本から200人以上が参加しました。